本日、千葉県警察本部より「スマートフォンを利用した歩行者等支援情報通信システム『通称:高度化PICS(ピックス)』信号機の運用が開始される報告がありました。
これは、ブルートゥース機能付きのスマートフォンにダウンロードした専用アプリにより、歩行者信号機の灯色などの情報が音声や振動で伝えられ、視覚障がい者の横断支援をするものです。
例えば、この交差点に近づくと「四街道消防署前交差点です。」と音声で案内されたり、歩行者信号機の状態を「四街道・県立盲学校方向の青がまもなく終了します。」と案内があるなどです。
これについて昨年12月県議会一般質問で、歩行困難者を支援する信号機設置の拡充を求める中で、高度化PICS信号機の県内導入を提案し、県警から年度内に1か所試験導入するとの答弁をいただいておりました。
3月に状況を確認したところ、信号機に機材装着は予定通り出来ましたが、受け手のアプリの開発がまだ完成していないため、運用開始が遅れる旨を聞いていました。
県内初の設置個所は、「四街道消防署前交差点」で、これには視覚障がい者団体など関係者と協議の上で決められました。
6月2日の午後4時頃から運用が始まるようです。
運用開始後は視覚障害者団体や利用者等のご意見も伺いながら効果を検証し、更なる整備を検討するとの答弁もありましたので、県内各地へ広がることを期待したいと思います。
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