【令和3年度 千葉県立学校(高校・中学)の入試について: ②】

 県教育委員会より令和3年度の県立高等学校、及び県立中学校の入試の出題範囲や方針等が発表されました。


【県立高等学校】

1.学力検査の実施教科

国語、数学、理科、社会=各教科50分。 英語=60分。(配点は各100点満点)

※国語の問題は、放送による聞き取り検査を含む。

※英語の問題は、放送によるリスニングテストを含む。


★日程等の要領については、↓ こちらをタップしてご確認ください。


2.学力検査の出題範囲

新型コロナウイルス感染症の影響により、中学校等で臨時休業が実施されたことを配慮して、社会・数学・理科の3教科で「一部範囲を縮小」して実施します。出題範囲から除く部分は以下の通りです。


3.学力検査の出題方針

(1)国語

 学習指導要領に基づき、3領域(「話すこと・聞くこと」、「書くこと」、「読むこと」)の基礎的・基本的な力を身に付けているかをみることができるようにする。

 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の基礎的・基本的な力を身に付けているかをみることができるようにする。

 様々な文章について、内容を的確に理解し、書き手の伝えたいことなどを考察する力をみることができるようにする。

 与えられた材料について、自分の言葉で考えを適切にまとめたり、相手に的確に伝えたりする力をみることができるようにする。

(2) 数学

 学習指導要領に基づき、数学の基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けているかをみることができるようにする。

 多面的にものを見ることや論理的に考えることの基となる、数学の理解力をみることができるようにする。

  事象を数理的に考察し処理するための判断力及び表現力をみることができるようにする。

 数学的な見方や考え方を総合的に活用するための思考力をみることができるようにする。

(3)英語

 学習指導要領に基づき、英語の基礎的・基本的な知識及び技能を、全領域にわたり身に付けているかをみることができるようにする。

 「聞くこと」の領域では、音声を通しての理解力や応答力、大切な事柄を落とさず聞き取り、適切に判断して答える力などをみることができるようにする。

また、「話すこと」の領域では、対話文等により、文脈を理解し適切に応答したり、自分の意見を述べたりする力をみることができるようにする。

 「読むこと」の領域では、文や句の意味についての知識だけでなく、目的に応じて筆者の意図や考えなどの必要な情報を正確に読み取る力や、文章や図表等から読み取った情報を基に判断して思考する力をみることができるようにする。

 「書くこと」の領域では、基本的な単語や文法を用いて、日常的な場面の中で自分の考えなどを英語でまとめ、適切に表現する力をみることができるようにする。

(4) 理科

 学習指導要領に基づき、第1分野、第2分野からバランスよく出題し、学習の成果を総合的にみることができるようにする。

 基礎的・基本的な知識及び技能並びに科学的な見方や考え方を身に付けているかをみることができるようにする。

 図や表を基に、科学的に判断する力や結果などを表現する力をみることができるようにする。

 課題を多面的、総合的にとらえ、科学的に思考し、解決する力をみることができるようにする。

(5)社会

 学習指導要領に基づき、 地理的分野、 歴史的分野及び公民的分野からバランスよく出題し、学習の成果を総合的にみることができるようにする。

 基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けているかをみることができるようにするとともに、現代社会の諸問題に対する関心や理解の程度をみることができるようにする。

 統計や地形図、写真などの諸資料を活用して、社会的事象を判断・分析する力、そしてそれを表現する力をみることができるようにする。

 社会的事象を総合的に考察する力や筋道を立てて思考する力をみることができるようにする。


4.学校設定検査について

各高等学校では、学力検査の他に、学校設定検査(面接/集団討論/自己表現/作文/小論文/適性検査/学校独自問題による検査/その他の検査の中から、学校の特色に応じて一つ以上の検査)を実施しますが、そのうち、その他の検査における「思考力を問う問題」については、新型コロナウイルス感染症の影響で、中学3年生に過度な負担がかからないようにと考え、思考力を問う内容について深く踏み込むことは難しいと判断し、令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜においては実施しないこととしました。


それぞれの学校における学校設定検査の詳細については、 ↓ こちらをタップしてご確認ください。


【県立中学校】

令和3年度千葉県県立中学校入学者決定に係る適性検査について

適性検査は、県立中学校の「開校理念」、「教育目標」を踏まえ、文章や資料等の内容を読み取る力(聞き取る力)、課題を明確にし、解決に向けて論理的に思考する力、自分の考えをまとめ、筋道立てて、的確に表現する力等の中学校が行う学習活動・教育活動への適性等をみることのできる内容としているため、検査の内容についての変更はなく実施します。



ご不明な点は、担任の先生にご相談いただくか、志望校のホームページ等にお問い合わせください。



横山ひであき Official Site

千葉県出身。八千代市大和田在住。明海大学経済学部卒。千葉県議会議員(3期)。党県本部幹事長。県民主体の希望あふれる千葉へ! 横山ひであき Official Site. Yokoyama Hideaki

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