【1.新型コロナに関わる諸問題について ⑧文化芸術団体等への支援】(代表質問より)

 8つ目は文化芸術団体等への支援についてです。

 新型コロナウイルスの感染拡大はエンターテインメントの業界にも影響が広がっています。

 舞台公演や美術展など多くの文化イベントが中止や延期に追い込まれ、活動停止を余儀なくされたアーティストやスタッフは収入を断たれ、大きな打撃を受けています。特に、文化芸術関係者は個人事業主やフリーランスで働いている方も多く、経営基盤も弱いことから、文化芸術の灯を消さないためにも担い手への支援は大変重要です。

 国においては、文化芸術関係者に対し、文化庁を始めとした関係機関から、活用が見込める様々な支援策の周知が図られているのですが、そのような情報はなかなか個々人まで必要な情報が行き届いていません。そのため県としてもさらなる周知を図ることが重要となります。

 また千葉県文化芸術の振興に関する条例を踏まえ、推進を図る意味からも、部局間を超えたオール千葉での支援が必要ではないでしょうか。

 そこで例えば、回復期に観光など県内産業の回復や振興をPRする際には、その方法やデザインについて、文化芸術団体等からのアイデアを活用してみたり、産業分野と文化芸術分野のイベントをコラボして相乗効果が生み出せるように検討してみてはいかがでしょうか。そこでお尋ねしますが、

【質問】
 文化芸術に携わる関係者に対して、国の支援策等が活用されるよう、周知の徹底を図るべきと思うがどうか。
【答弁】

 文化芸術の分野は、音楽や舞踊、演劇など非常に幅広く、これに携わる関係者の就業形態も多様であることから、国においてそれぞれの活動継続に向けた様々な支援策が講じられています。

 このため県では、これらの情報について、市町村や千葉県芸術文化団体協議会を通じて、各地域で活動している文化芸術団体に行き渡るよう周知しているところです。

 フリーランスなど個人で活動する方々には、支援情報が行き届かない場合も考えられることから、今後は県ホームページや文化施設等が有するネットワークを活用し、随時更新される情報をわかりやすく提供してまいります。

※補足説明
県ホームページに「新型コロナウイルスに関する文化芸術関係者への支援」ページが新たに作成され、関係者に活用が見込める様々な支援策等の情報提供が図られました。
画像をタップすると関連ページにジャンプします。 ↓


【質問】
 活動の自粛を余儀なくされた文化芸術団体等の支援にあたっては、地域の活性化を図るため、観光や産業分野等と連携した取り組みを検討してはどうか。
【答弁】

 文化芸術団体等は、施設の使用停止やイベント等の中止により、練習や発表の場が失われており、活動継続支援のためには、このような機会を提供していく必要があります。

 また、観光や産業など、様々な分野と連携した取組を行うことについては、文化芸術に対する県民の関心が一層高まるとともに、地域の活性化にも資するものと考えています。

 このため、今後の新型コロナウイルス感染症の収束状況等を踏まえ、観光や産業も含めた関係者や文化芸術団体の意見も聞きながら、県としてどのような取組ができるのか検討してまいります。

【要望】

 文化芸術団体への支援について、国の2次補正予算の中に、活動継続や技能向上へ個人に20万円等の給付支援が盛り込まれたので、これらの支援策の活用を促すとともに、県内に在籍・在住する団体等が本県の発展に寄与できるような県独自の施策での支援となるよう検討をお願いしたい。


横山ひであき Official Site

千葉県出身。八千代市大和田在住。明海大学経済学部卒。千葉県議会議員(3期)。党県本部幹事長。県民主体の希望あふれる千葉へ! 横山ひであき Official Site. Yokoyama Hideaki

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