今日は、皆さまと共に築き上げた実績から『はり師・きゅう師(鍼灸師)が機能訓練指導員として介護現場で働ける環境作りを整備』について、ご紹介させて頂きます。
現在、介護業界において、介護人材の不足を理由に施設が閉鎖したり、入居できない事態も起きております。
都道府県が推計した介護人材の必要数をみると、2025年度には、約32万人も介護人材が不足するとの見通しも出ておりますが、看護師や柔道整復師、理学療法士、あん摩マッサージ指圧師など、国家資格の有資格者は、機能訓練指導員として介護現場でも働ける一方、はり師・きゅう師(鍼灸師)はこれらと共通の教育カリキュラムで学んでいるにもかかわらず、対象資格から外されており、その能力を介護に活かせていませんでした。
そうした中、千葉県内で鍼灸マッサージと介護事業を行っている代表の方から相談を受け、すぐさま国会議員と連携させて頂き、
2013年6月 当時の厚労省副大臣へ関係団体の方々と共に要望書を提出 ↓
2013年9月 厚労副大臣が実態を調査する為、現場視察が実現 ↓
2014年2月 衆議院予算委員会において、『不足する介護職人材確保として鍼灸師も機能訓練指導員に位置づけて活用するよう』取り上げられました。
そして、要望書の提出より5年かかりましたが、2018年4月に関係団体の方々の長年の苦労がようやく実り、はり師・きゅう師(鍼灸師)にも機能訓練指導員としての資格が認められ、デイサービスなどの機能訓練指導員として働ける環境作りを整備する事が出来ました。
これからも「一人に寄り添う心」をもって、暮らしの最前線に飛び込み、“声なき声”を県政・国政に届けてまいります。
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