77回目の終戦記念日を迎えた本日、八千代緑が丘駅にて、県本部副代表の角田ひでお衆議院議員と八千代市議団5名全員とで街頭演説会を行い、不戦の誓いを訴えました。
全世界の核兵器の数は12,705個で、その内訳は、米国とロシアで11,000個を超えて、全体の約9割を占めています。
この数の多さよりもさらに驚きなのが、核兵器1個の威力です。なんと、広島と長崎に投下された原爆の約1,500倍もの核兵器をロシアが保持しております。
現存する核兵器が全て使用された場合、地球上のすべての都市を破壊できると言われています。
これまで、米ソによる東西冷戦末期には、約70,000個が所持されていましたが、冷戦終了後、減少傾向にあります。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所によれば、米国とロシアが古い核弾頭を解体したことにより、昨年からは375個減少しましたが、今後は増加に転じる可能性が高いとの見通しが示されています。
今年初めに、核兵器保有5カ国は「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない」「NPT(核兵器不拡散条約)の義務を果たしていく」という声明を発表しました。それにもかかわらず、2月にはロシアがウクライナ侵略を開始し、プーチン大統領は核兵器による威嚇発言を繰り返しており、核の脅威は、「核があるから平和であるとする、持っていることによる抑止」から「使うかもしれない抑止」へとリスクが高まりつつあります。
こうした中で開催された8・6広島原爆の日の平和記念式典での、広島市の松井市長による平和宣言では、「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という文豪トルストイの箴言を紹介し、力による現状変更への抑止と、核兵器のない世界の構築を訴えたのは、まさに至言であり強く共感しました。
私たち公明党は、かげがえのない多くの生命を奪い、長きにわたり大きな犠牲を強いる戦争に対し、決して二度と繰り返してはならないとの強い決意で、戦後一貫して日本の国際平和への貢献活動を後押しし、また核兵器のない世界の実現に取り組んできています。
最終的には日本も核兵器禁止条約を批准できるよう環境を整えていくことが、わが国のあるべき方向性として、あらゆる手立てを尽くし具体的な取組を行うことを訴えました。
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